理容師になってウン十年。日々色々なお客様と接する事をさせていただきました。
毎日のようにお客様の色々なシーンと関わる事が出来る仕事です。
嬉しい時だけじゃなく、悲しい事もあるのが日常。そして、そんなお客様との急なお別れもあったりしますし、
逆に初めましての出会いがあったりする。
先日の出来事です。
お客さまが要介護4の状況に。
最初そのご本人からの予約電話が入りましたが、
とてもお久しぶり。
そして、少し会話がスムーズではない印象。
その後すぐに旦那様が電話を変わり、現在のご事情、ご様子を話してくれました。
今回お顔そりとシャンプーにご来店希望だったのですが、
ただご予約が埋まっていたので【ならば10分でもいいので、本人の希望の髪飾りを付けてやって、何かして貰えれば】と旦那様。
そして、息子さんと旦那さんと一緒にご来店となりました。
今回は時間が無くお顔剃りまでは出来なかったけど、ご希望の髪飾りをつけて整えさせていただきました。
電話口でも
【あなたと話せてよかったわぁ】って何度も言ってくださっていた。
車椅子の生活なのに
おんの長い階段を息子さんに支えられながら降りてもきてくださった。
【私はここをいつも降りてたのよ】って
息子さんにそう言って降りたがってくれたそうです。
おんを、、
私を思い出してくれた事嬉しく思っています。心からの感謝です。
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